納棺とは、葬儀の際に行われる儀式のことです。遺体をキレイにし、死装束を身に付けさせてから、棺に入れます。これには、遺体の身支度をすることで、あの世へ旅立つ準備を手伝うという意味合いがあります。この儀式自体は葬式のスタッフが行いますが、遺族にとっても重要な意味を持つ儀式なので、なるべく参加するようにしましょう。具体的な流れとしては、まず死装束と呼ばれる白い着物を身に着けさせます。合わせる時は、左が前です。以前は三角巾も着けていましたが、顔の印象が変わってしまうため、最近は着けないことが多くなりました。次に足袋を履かせますが、旅の間に蚊などから手を保護する「手甲」や足を保護する「脚絆」を装着することもあります。そして、三途の川の渡し賃である六文銭を入れた「頭陀袋」を首に掛けたら、身支度は完了です。遺体を棺に入れると共に、故人が好きだった物などを副葬品として一緒に入れます。ただし、ガラスや鉄製のものは燃えずに溶けてしまうので避けるようにしましょう。
納棺
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